中国人の二面性を知らなければいけない。
国の戦略的買収が自力強化を生み、日本人の常識を覆すこともいとも簡単に実行し、個人主義を堂々とぶち上げひたすら攻めの一手で浸食してくる。
司法取引ではないが、商人を介して国土を奪うことで更に国力を強め、自らの権力をも増大せしめる手法が今現実に動いている。
大連の「万達」と言えば王健林は今は世界的に有名人だ。その万達の、「万達城」(アミューズメントパーク)が開業した。早速、ディズニーランドのキャラクターに類似した商品が確認されたという。
「成功して首を垂れる」のが良しとされる日本の考え方の反対だと考えるほうがよいかもしれない。
個人主義であり合理主義が特徴を示しているから、日本人のウジウジした決断力の無さから考えると、そのパワーは博打的でもある。
日本人はもっと外交的に強くならなければいけない。「まあまあ」なんていう言葉は全く無いのが中国だから。
来月には日本から大連へ視察に来られる企業が3社ある。
僕がその間を取り持つことになるのだが、撤退する日本企業もある中、逆にその中にチャンスが隠されているのを見逃してはいけないと思う。それこそ逆に攻めていく時期だと考えるから。
今回は、IT開発、CAD、機械部品加工(溶射、鍛造、鈑金)などで、工場視察、会社訪問。
中国人は、やはり、日本を信用していることには間違いがない。
image by :testing / Shutterstock.com
『中国大連ビジネスリポート』
中国大連在住15年目の私が大連市における日系企業の現況、進出企業へのアドバイス、現在から今後起こりうる法務一般、人材育成及び派遣、教育(日本人駐在社員、中国人社員)等について基本的な内容をお届けします。
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