上場コメダ珈琲の新業態「和風喫茶」も徹底した顧客目線で革命を起こす

2016-06-27 16.21.16
 

成功するお店と失敗するお店、細かい違いを挙げればキリがありませんが、メルマガ『理央 周 の 売れる仕組み創造ラボ 【Marketing Report】』の著者でマーケティングの専門家・理央周さんはコメダ珈琲が展開する和風喫茶チェーン「おかげ庵」を例に、成功するために最も大切なことは「客観」であり、「主観」を捨てられない店は成功しないと断言しています。

お店の価値は誰が決めるのか?:困った時には客に聞け

小売店が店内を改装する時に考えるべき点は多くある。

「全体のトーンはどうするべきか」

「基調にする色が何色がいいか」

「レイアウトはどうしようか」

などといったことを、資金と相談しながら決めていくことになる。

毎月準レギュラーとして出ているZIP-FM番組のコーナーで、リスナーの方からこんな質問をいただいたことがある。

「店の内装の基調となる色について、嫁さんと意見があいません。私はちょっと鮮やかなえんじ色にして、上品な高級感と清潔感を演出したいと思っています。年齢・所得、ともに高めの客層とも合うと思うのです…。しかし、嫁さんは、そんな色じゃ商品の色が分からなくなるので、ありえないと大反対。どうやって、この論争に結論を出せばいいでしょうか?」

という質問だった。

さて、この議論どこに問題があるのだろうか?

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