上場コメダ珈琲の新業態「和風喫茶」も徹底した顧客目線で革命を起こす

 

店舗改装の戦略立案から実施までのステップ

この方のお店、どうやら服屋さんのようだが、旦那さんが言っていることと、奥様の言っていること、どちらが正しいのだろうか?

正解は奥様でもご主人でもない。

お客様が欲しい喜ぶ内装にすべきである。

つまり主語がI、すなわち私とかボクではいけない。

会話の主語が自分になっている段階ですでにアウトなのだ。

「お客様が好きそうだから」

「こういう色が好きなお客様来てほしい」

というお客様が主語の会話が日常的になされるべきである。

では、どうしたらお客様が中心の会話ができるDNAを持てるのだろうか?

ひとつの手法としては、

「一番来てほしいお客様が喜ぶ内装はどんなのだろうか?」

と妄想でいいから、お客様の視点に立ち発想していく習慣をつけることが必須である。

主観だけでは十分ではなく、客観的に見ることが重要になる。

ちなみに、客観はお客様が観ると書く素晴らしい言葉で、私の好きな言葉でもある。

店のイメージの問題で意見が対立した時は、どうやってすすめるべきかというと、まずはお客様を想像し観察することから始めればよい。

たとえば、ターゲットが45歳女性で兼業主婦の人が着る服屋さんだとしたら、そういう人たちが行きそうなところに行ってみて感じ取ってみること。

いわゆるトヨタが言うところの「現地現物」である。

方向性を決めたらあとはその道のプロに頼むこと。

女性がターゲットであれば、女性インテリアデザイナーの方などに相談することで、テイストをフィットさせていくというステップをふめばよい。

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