中国を激怒させた安倍総理、南シナ海判決での「挑発」は正解なのか?

 

安倍総理、中国を激怒させる

安倍総理は、15日のASEM首脳会議で、仲裁裁判所の判決を無視する中国を批判しました。

安倍首相、中国に判決順守促す=ASEM首脳会議で

時事通信7月16日(土)11時6分配信

 

【ウランバートル時事】安倍晋三首相は16日、モンゴル・ウランバートルで開かれているアジア欧州会議(ASEM)首脳会議で、南シナ海問題をめぐる仲裁裁判の判決について、「最終的なものであり、紛争当事国を法的に拘束する」と述べ、中国に順守を求めた。

 

首相は、この問題が「国際社会共通の懸念事項」であると指摘すると同時に、「法の支配は国際社会が堅持していかなければならない普遍的原則だ」と強調。「当事国が(仲裁裁判所の)判断に従うことで、南シナ海での紛争の平和的解決につながることを強く期待する」と述べ、判決の受け入れを拒否している中国に軟化を促した。

仲裁裁判所の判決を守りましょう!」ということですね。こういう議論だと、チャイナマネーが欲しく、中国と争いたくない国々でも、反対できません。安倍総理の主張は、議長声明にも盛り込まれることになりました。

「法に基づく解決重要」 ASEM声明、南シナ海念頭

朝日新聞デジタル7月16日(土)13時50分配信

 

モンゴルで開かれていたアジア欧州会議(ASEM)首脳会合は16日、海洋の安全保障について「国連海洋法条約など国際法に基づく紛争解決が重要」とする議長声明を採択し、閉幕した。声明は首脳らが「航行や上空飛行の自由を確保することを確認した」としている。名指しは避けながらも、南シナ海での中国の領有権の主張を否定した常設仲裁裁判所の判決の尊重を促したとみられる。

ちなみに安倍総理は、李克強さんにも、面と向かって「あんた裁判所の判断に従いなさいよ!」と言いました。

<首相会談>安倍氏「判定受け入れを」 中国は不快感

毎日新聞7月15日(金)21時43分配信

 

【ウランバートル田所柳子、西岡省二】安倍晋三首相は15日、中国の李克強首相とモンゴルの首都ウランバートルで会談した。

 

南シナ海問題を巡る仲裁裁判所の判決を受け、安倍首相は「法の支配と紛争の平和的解決が重要だ」とする日本の立場を伝えるとともに、判決を受け入れるよう求めた。

 

中国外務省によると、李首相は南シナ海問題について「中国側の立場は完全に国際法に符合している。日本は当事国ではなく、言行を慎み、問題を騒ぎ立てたり、干渉したりすべきでない」と強い不快感を表明した。

李克強さん、安倍さんに「大国のメンツ」をつぶされ、激怒しました。

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