メルケル、驚きの会見
これらの事件を受け、メルケルさんは、会見を行いました。ほぼすべての人が、「難民とISの凶悪犯罪が続いているので、ドイツ国民の安全のために、難民受け入れを制限せざるを得ない」と言うこと期待していた。ところが、実際は…。
亡命希望者による事件が相次いだドイツで、メルケル首相は28日、難民受け入れ政策を転換するつもりはないと述べた。
(同上)
「難民政策を転換するつもりはない!」そうです。ドイツ国民が続々と殺されているのに、なぜ?
メルケル氏は攻撃犯たちが「自分たちを受け入れた国を辱めた」と批判しつつ、迫害や戦争を逃れようとする人たちは保護される権利があると述べ、ドイツは保護されるべき人をかくまうという「理念を堅持する」と強調した。
(同上)
「迫害や戦争を逃れようとする人たちは保護する」。人道的には、当たり前のことですね。気になる言葉が入っています。「理念を堅持する」。
「これは私たちの歴史的な義務であり、グローバリゼーションの時代における歴史的な課題です。ここ11カ月の間に私たちはすでに、実にたくさんの成果を出してきた」と首相は表明した。
(同上)
難民大量受け入れは、「歴史的義務」だそうです。
どこからのリーダーが、「歴史的義務」とか言い始めたら、「要注意」です。メルケルさんは、難民による犯罪、ISテロが多発し、ドイツ国民が続々と殺されている「事実」より、
「理念」
「歴史的義務」
を重視している。首相第1の役割は、「自国民の命と安全を守ること」なのでは?