基地や兵器を揃えてもムダ。日本が中国の沖縄侵略に100%勝てぬ理由

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高城剛さんが読者からの質問にお答えする、メルマガ『高城未来研究所「Future Report」』のQ&Aコーナー。今回は、最近話題となっている「沖縄の米軍基地撤退」についてのご質問です。米軍がいなくなれば、「沖縄を狙う中国が侵略してくるのではないか?」と懸念する質問者さん。高城さんは「米軍が撤退するかは米国議会が決めること」とした上で、仮に侵略されれば日本は「勝てない」と断言。中国の最新軍事事情を紹介し、日本のお粗末な国防と比較しています。

高城さんは沖縄の米軍基地の撤退に賛成ですか?

Question

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高城さんは沖縄の米軍基地の撤退に賛成ですか?

もし撤退してしまったら中国が領土を広げに攻めて来ると思うのですが、どう思われますか?

高城剛さんの回答

中国人民解放軍61398部隊は、20のサイバー小隊を擁し、高度な情報収集能力と攻撃能力を持っています。

別働隊の「アクシォム」もありますし、GPSを中心とした宇宙領土の拡大にも余念がありません。

これらの部隊が、現代では事実上の最前線で、日本は対抗出来るだけの部隊を持っていません。

なぜなら、日本の主だった目的は、基地の「建設」兵器の「購入」にあるからです。そのためには、それなりの緊張関係が常にあったほうが、望ましいですよね。

また、米軍が沖縄から撤退するかどうかは、米国の議会が決めることでしょうし、その後、中国が攻めてくるかどうかはわかりませんが、攻めてこられたら勝てません

火力の違いではなく、強力な前線サイバー部隊と宇宙戦略を持っていないからで、情報を持っていれば、勝てない戦は起きないからです。

いまや、銀行に拳銃持って押し入る銀行強盗は、映画だけの話です。

十年もしないうちに、このサイバー部隊の延長に、ロボット兵士やドローンの群れが最前線に立つことになるでしょう。

image by: Shutterstock

 

takashiro 『高城未来研究所「Future Report」』
著者:高城 剛
1964年生まれ。現在、コミュニケーション戦略と次世代テクノロジーを専門に、創造産業全般にわたって活躍。毎週2通に渡るメルマガは、注目ガジェットや海外移住のヒント、マクロビの始め方や読者の質問に懇切丁寧に答えるQ&Aコーナーなど「今知りたいこと」を網羅する。
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