あの「ジャパネットたかた」も実践。コーズ・マーケティングって何?

 

アメリカではコーズ・マーケティングは一般化している

IEGスポンサーシップ・レポートによると、2016年度に北米で費やされるスポンサーシップの中で、コーズ・マーケティングの割合は9%にもなるとしています。ちなみに、70%がスポーツ、10%が娯楽型ツアーやアトラクション、4%がアート、4%がフェスティバル、フェア、毎年の恒例イベントとなっています。北米ではコーズ・マーケティングは一般化しているのがわかります。

日本でも近年、コーズ・マーケティングは広がりを見せています。たとえば、テレビ通販を行う「ジャパネットたかたは熊本地震の被災地に義援金を送るために、対象期間内における充電池などの防災グッズの売り上げを寄付する活動を行いました。同社は東日本大震災の時にも同様に約7,000万円の売り上げを寄付しています。同社の寄附活動はコーズ・マーケティングそのものです。

コーズ・マーケティングは「三方良し」の精神

コーズ・マーケティングを行うことで、企業は社会的課題の解決の一翼を担うことができます。社会的課題は解決に向かいます。活動に賛意を示す人が増えることで企業の好意的イメージが高まります消費者は気軽に社会貢献活動に参加できるようになります。コーズ・マーケティングにより、「社会」と「企業」と「消費者」の三者を強く結びつけることができるのです。

image by: Shutterstock

 

店舗経営者の繁盛店講座|小売業・飲食店・サービス業
著者/佐藤昌司
東京MXテレビ『バラいろダンディ』に出演、東洋経済オンライン『マクドナルドができていない「基本中の基本」』を寄稿、テレビ東京『たけしのニッポンのミカタ!スペシャル「並ぶ場所にはワケがある!行列からニッポンが見えるSP」』を監修した、店舗経営コンサルタント・佐藤昌司が発行するメルマガです。店舗経営や商売、ビジネスなどに役立つ情報を配信しています。
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