一般には「ハッシン」と読むのが正しいようです。少し前のNHKの『ことばのハンドブック』などでは「○はっしん ×ほっしん」とされています。
さらに調べてみると、改定常用漢字表に伴う新用字用語辞典の概要を定めるなかで
「疹」を使う「発疹」は伝統的には「はっしん」だが、一般には「ほっしん」という読みもあるので2つの読みを採用する。
という一文を見つけました(2010年8月の記事)。
つまり、今まではNHKとしては「ハッシン」が正しいとしてきたが、「ホッシン」も認める、ということのようです。ということは、先日のニュースでは、アナウンサーは「ホッシン」と読んだままでもよかったんだろうと思いますが、それまでのトレーニングの成果(?)か、「ハッシン」に言い直されたのだろうと思います。
基本的には「ホッシン」は医療の世界での読み方のようです。こういうのは他にもあります。「口腔外科」は「こうくうげか」と病院では読まれますが、辞書で「口腔」は「こうこう」で出てくるはずです。
漢字の読み方というのも難しいものです。
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