ドイツ銀行よ、お前もか。日本を巻き添えにする「欧州発の大恐慌」

 

ヒンデンブルグ・オーメン

米国の株価は史上最高のレベルにあるが、この市場に急落を知らせるヒンデンブルグ・オーメンのサインが出そうだという。それは、2015年にも出ていたが、このサインが出ると、5%以上の暴落になっている。

直近では最後にサインが点灯したのは昨年2015年の6月中旬だった。結局昨夏は、7~8月の中国株の大暴落をきっかけに、NYダウは1万8,000ドル台から一気に1万5,000ドル台に下落した。

同日に下記の3項目が起こった際に「サインが発生する」と言われる。

  1. NYダウの値が50営業日前を上回っている状態(10週移動平均線を用いる説も)
  2. NY証券取引所(NYSE)での52週高値更新銘柄と52週安値更新銘柄の数がともにその日の値上がり・値下がり銘柄合計数の2.2%以上となる(つまり専門用語で言えば新高値・新安値比率が2.2%以上。2.8%以上との説もある)
  3. 短期的な騰勢を示す指標である「マクレラン・オシレーター」(McClellan Oscillator、オシレーターは「振り子」の意味)の値がマイナス

現在、3項目中3.の一つだけがクリアしている状況だが、1.2.の項目についてもクリア間近な状況のようだ。

しかし、この裏には、トランプ大統領になるリスク、ドイツ銀行破綻リスク、北朝鮮戦争リスクなどが考えられるが、その中でも一番可能性が高いのがドイツ銀行破綻リスクではないかと見る。

リスク・プレミアム発生で、NYSE市場が大暴落すると、おそらく東京市場も大暴落する可能性が高い。

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