学歴なし、スキルなしでも日本人が楽して生きられる国は何処か?

 

高城剛さんの回答

どうやら学歴にお考えの中心をお持ちのようですが、美味しいラーメン屋や鮨屋のご主人の学歴を、僕が知る限り、シンガポールもタイも気にしている様子はありません。もちろん、良いWEBを構築する人も学歴をそこまで問われるとは思いません。

なにより、「いつも答えてもらえないので」とご質問にありますが、僕は読者の方々の学歴でご質問を選んでいるわけではありません。

ここに、ご質問者の今後の人生を大きく左右するヒントがあるように思います。

また、就職とは困ってる人を助ける行為ではなく、こちらが提供できるものを対価に変えているだけに過ぎません。
その提供できるものが希少であれば、その価格は高くなるでしょうし、ありふれたものだったら、その価格は安いものになるのは、どこの国でも同じです。

ただし、こちらが提供できるものを、場所を変えることで、驚くほど高値で換金することが可能になります。

例えば、タイル貼り業者の一番下の若手のギャラは、日曜日のオーストラリアなら1万5000円なんですよ、時給!

「軽い気持ち」で思えば、「東南アジアあたりの国」とお考えになるのかもしれませんが、一人当たりの購買力平価を見ると、日本は既に台湾、韓国に抜かれ、2030年にはタイにも抜かれる可能性が高くあります。

そこで、いま「軽い気持ちで思」わず、真剣な気持ちで考え、イージーな「東南アジアあたりの国」ではなく好景気に沸くオーストラリアに移住しようと考えれば、お求めに近い生活が送れるかもしれませんし、もし数年かかっても「提供できるものが希少」ななにかを身につけられればお求め以上の生活がきっと送れるでしょう。

たとえ「高卒」でも、「LCCなどで週末にはいろんな国に行きながら」、「おいしいトロピカルフルーツを食べながら海などで泳いだりしながら」、「音楽が好きなのでDJの流行の音楽をいつも聞いて踊る」ような。

image by: Shutterstock

 

takashiro 『高城未来研究所「Future Report」』
著者:高城 剛
1964年生まれ。現在、コミュニケーション戦略と次世代テクノロジーを専門に、創造産業全般にわたって活躍。毎週2通に渡るメルマガは、注目ガジェットや海外移住のヒント、マクロビの始め方や読者の質問に懇切丁寧に答えるQ&Aコーナーなど「今知りたいこと」を網羅する。
≪初月無料/購読はこちらから≫

print
いま読まれてます

  • 学歴なし、スキルなしでも日本人が楽して生きられる国は何処か?
    この記事が気に入ったら
    いいね!しよう
    MAG2 NEWSの最新情報をお届け