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「もういい歳だから」が口癖の人ほど、どんどん老け込んでいく訳

「いつまでも若々しくありたい」と思うのは人類共通の願い。無料メルマガ『ビジネス発想源』では、精神を若々しく保つ秘訣が紹介されています。もしもあなたが「もういい歳だから」などという「高齢を言いわけにするタイプ」だとしたら、すぐに改めたほうがよさそうです。

高齢根拠の人

年齢を重ねていくと増えていくのが、「高齢を言いわけにする人」です。

少しでもうまくいかないと「もういい歳だから」、行動をしない理由を「この歳になったら難しい」、何か権利を主張する時には「年配者を敬え」、説得をする時は何かと「自分が若い時はこうだった」などなど、何でもかんでも高齢を根拠にします。

高齢を免罪符のように使い回すのが、高齢になると多くなる特徴です。

例えば、リストラの悲哀をテーマにしたドラマを見ると、「もうこの年齢になると、再就職は難しい」という中高年のセリフが必ずあります。でも再就職が難しいのは、年齢のせいではないのです。

若いならば再就職が簡単というわけでもないし、その年齢まで他人にはない技術やノウハウを磨き有している人材ならばどんな企業だって欲しがるし、自分でその能力を使って起業することもすぐにできます。「この年齢」という言いわけの要素だけはある、という単なる逃げの姿勢です。

じゃあその年齢でも再就職が難しくない会社を自分で作ればいいのに、それもやりません。「この年齢」という変えようもない理屈を持ってきて「だから自分にはどうしようもないんだ」と自分で勝手に納得したいだけなんですね。

逆に、「この年齢を持ち出さない人ほど若い精神だと言えます。「ちょっと私、この歳で恥ずかしいんですが、これについて教えてもらえますか」と、新しいことについてどんどん学ぼうとして若者に教えを乞う姿勢の人は、精神が若い。

若者の間で流行っているというものに対し、「この年齢になると、何が面白いのか分からない。そんな面白くないもの、よくできるな」と、体験もしないのに評論をしたがる人は精神も高齢。「この年齢になると、何が面白いのか分からない。だからちょっとやってみよう」と、とにかく体験だけはやってみるという人は精神も若い

年齢を重ねれば重ねるほど、そういう人間の差がものすごく開いていきます。そして、高齢を言いわけにして高齢者ばかりで集まるしかできない人たちと、高齢なのに若者に混じって生き生きとしている人とで大きく分かれていくのです。

時代の流れが速くなっていくと、年齢は関係なくなります。「高齢だから難しい」ということに対してはそれをカバーする技術がたくさん生まれてきて、「高齢だと若者より偉い」ということに対しても、その差を埋めるツールがたくさん登場します。そうやって、年齢の差が関係なりつつある世で、「高齢だから」「若者だから」という概念は、結局はもう自分の中だけの論拠にしかならない、そういう時代になってきているのです。

これから年齢を根拠に話をする人は、「ああ、他に根拠がないんですね」と失笑を買って終わり、ということになっていきます。

年齢を理由に何かをあきらめている、年齢を理由に行動をしていない、年齢を理由に変に正当化している、ということが、自分の中にはないでしょうか。

【今日の発想源実践】(実践期限:1日間)

image by: Shutterstock

 

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