ソ連崩壊を予言した学者が語る「トランプが大統領に選ばれた訳」

 

問題は、エリートが庶民を理解できていないこと

奇妙なのはみんなが驚いていること。本当の疑問は「上流階級やメディア、大学人には、なぜ現実が見えていなかったのか」です。
(同上)

ですよね~~~。アメリカでは、どのメディアを見ても、「ヒラリーが勝つ!」と断言していました。ホントにそう思っていたというより、「ヒラリーを勝たせるためのプロパガンダ」だったのかもしれませんが。

選挙戦では、候補個人について多くのうその応酬がありました。しかし、社会について語る場面では、真実を口にしていたのはトランプ氏の方でした。彼は「米国はうまくいっていない」と言いました。ほんとうのことです。「米国はもはや世界から尊敬されていない」とも言いました。彼は同盟国がもうついてこなくなっている事実を見ています。そこでも真実を語ったのです。
(同上)

トランプは、「アメリカはもはや世界から尊敬されていない」と語った。アメリカ幕府の天領日本ではなかなか見えづらいと思いますが、これは本当です。新世紀に入ってから、アフガン、イラク、リビア、シリア(IS)を攻撃し、中東、北アフリカを無政府状態にしたのはアメリカです。

日本にとって最悪の存在は、「日本に沖縄の領有権はない!」と宣言している中国。しかし、世界的に見ると、ほとんど無意味な戦争を繰り返しているのはアメリカ

クリントン氏は、仏週刊紙シャルリー・エブドでのテロ後に「私はシャルリー」と言っていた人たちを思い出させます。自分の社会はすばらしくて、並外れた価値観を持っていると言っていた人たちです。それは現実から完全に遊離した信仰告白にすぎないのです。
(同上)

ヒラリーは、現実と乖離しているそうです。確かにそうでしょう。

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