Amazonの影がここにも。トイザらスは少子化でも生き残れるのか?

 

リアル店舗のセレクションのみで満足度を向上させるには

玩具・子ども用品の総合専門店である「トイザらス」は、おもちゃを買うという目的性の来店を、ついでに来店してもらう衝動性の来店にするため、他業態のベビー総合専門店「ベビーザらスを併設することで、同じお店で、おもちゃ、ベビー用品、キッズ・ファミリー向けの楽しい商品を買えるワンストップショッピングの場を提供しようとしています。

なぜなら、妊娠中の方や赤ちゃんがいるファミリーがリアルな店舗のベビーザらスを訪れ、出産・育児に役立つ無料講習会や体験イベントに参加できれば、継続的に産前・産後子育てにおける総合的なサポートが可能になり、隣にあるトイザらスへの来店機会も醸成できるからです。

トイザらスの売りである「リアルな店舗に必ず在庫がある」というセレクションは、店頭在庫を増やし、不良在庫が発生するリスクが高くなります

しかし、ベビーザらスの講習会やイベントというソフトのサービスが充実すれば、トイザらスに特定のおもちゃを求めて来店した際に、商品の在庫がなかったとしても、ベビーザらスでイベントや講習会が後日開催されるようなら再来店したくなる可能性が高くなるかもしれないのです。

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