我が家では、危うく保健所に連れて行かれるところだった犬を飼っているんですけど、これも切っ掛けは「可哀想だから」という感情だったわけですが、これが最大のファクターじゃないんですよ。今日びの資本主義社会では、犬一匹の生涯を全うさせるために飼い主が背負う経済的負担は100万円じゃ済まないんですよ。この犬の場合、毎月のトリミング代が主人の私のヘアカットよりも高い5,400円。さらに毎年の予防注射、蚤取り、ダニ除けのクスリ代、さらにドッグフード代、調子が悪くなれば治療費が保険なしの状態でチャージされるんですから。
そこを経済的にチャンと計算して、本当に養っていけるのかというロジカルな計算と判断があった上で飼うと決めたわけです。
そんなのは当たり前だよね、と思われるかも知れませんが、ビジネスではこれと真逆なことをやったり、やらされたりするんですよね。東芝やオリンパスのような大手だって、ああいうことをやらせたわけなんですから。
いくら感情でどうにかしたくても、理屈、論理、客観的証拠からそれは難しい、ムリだと分かったら前者を引っ込める勇気を持たないとダメだと思うんですよね。
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『サラリーマンで年収1000万円を目指せ。』
著者/佐藤しょ~おん
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