「勇気ある撤退」は正しい。感情で行動を決めることが愚かな理由

 

我が家では、危うく保健所に連れて行かれるところだった犬を飼っているんですけど、これも切っ掛けは可哀想だからという感情だったわけですが、これが最大のファクターじゃないんですよ。今日びの資本主義社会では、犬一匹の生涯を全うさせるために飼い主が背負う経済的負担は100万円じゃ済まないんですよ。この犬の場合、毎月のトリミング代が主人の私のヘアカットよりも高い5,400円。さらに毎年の予防注射、蚤取り、ダニ除けのクスリ代、さらにドッグフード代、調子が悪くなれば治療費が保険なしの状態でチャージされるんですから。

そこを経済的にチャンと計算して、本当に養っていけるのかというロジカルな計算と判断があった上で飼うと決めたわけです。

そんなのは当たり前だよね、と思われるかも知れませんが、ビジネスではこれと真逆なことをやったり、やらされたりするんですよね。東芝やオリンパスのような大手だって、ああいうことをやらせたわけなんですから。

いくら感情でどうにかしたくても、理屈、論理、客観的証拠からそれは難しい、ムリだと分かったら前者を引っ込める勇気を持たないとダメだと思うんですよね。

image by: Shutterstock

 

サラリーマンで年収1000万円を目指せ。
著者/佐藤しょ~おん
高卒、派遣社員という負け組から、外資系IT企業の部長になった男の、成功法則を全て無料で公開。誰にでも、どんな状況、状態からでも自分の力で人生を変えるための情報と知性を発信する。
<<登録はこちら>> 

print
いま読まれてます

  • 「勇気ある撤退」は正しい。感情で行動を決めることが愚かな理由
    この記事が気に入ったら
    いいね!しよう
    MAG2 NEWSの最新情報をお届け