米国経済の活況と崩壊
米国の2017年は、大統領権限でできる移民制限や保護貿易が中心になり、米国経済は大きな落ち込みを経験することになる。これを支えるのが、海外からの米国内への投資である。孫さんの提案のような投資が増える。
この前提条件が保護主義で海外からの製品に35%もの関税を掛けるので、米国に工場を建てる海外企業が増えるためである。一方、インフレはすごいことになる。米国債の発行が増えて、金利上昇して、FRBは利上げを複数回も行うことになる。
しかし、2017年後半からは法人税減税、インフラ投資が出てきて、景気は大きく持ち直してくる。
しかし、減税で税収が減り軍備拡張とインフラ投資で支出が増え、2018年後半からはスダグフレーションになる可能性もある。
米国が世界覇権を持っていれば、中国の人民元を上げて、ドル通貨の価値を下げて、輸出が回復されて経済は回復するが、中国は米国の第2プラザ合意を拒否するはず。中国が米国に代わって世界覇権を取る芽が出ているので、中国は米国の言うことを聞かない。
このため、米国は中国との対決になる。このため、中国の矛先を中東に向けるべく、米国は暗躍することになる。
そうしないと、米国はダメになる。米国としても中東戦争が必要になる。中国の軍備を分散させるためにである。
さあ、どうなりますか?
※ 参考資料
● Rex Tillerson, Exxon Chief, Is Expected to Be Pick for Secretary of State
image by: Albert H. Teich / Shutterstock.com
『国際戦略コラム有料版』より一部抜粋
著者/津田慶治
国際的、国内的な動向をリアリスト(現実主義)の観点から、予測したり、評論したりする。読者の疑問点にもお答えする。日本文化を掘り下げて解析して、今後企業が海外に出て行くときの助けになることができればと思う。
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