なぜ、ダサい人のプレゼントはやっぱりダサくなるのか

 

いつも美人を射止めるモッテモテの男性の知人がいました。別に背も高くないし顔も普通かなという感じなのに、いつも美女にアタックして成功する男性。「なぜ? どうやってるの?」と聞いてみたら、すごく意外な、しかも単純な答えでした。

「誕生日の1週間半前ぐらいにお祝いする」と言うのです。

それぐらいの美女なら、言い寄ってくる男は多くて、また同性の友達も多いだろうから、誕生日はディナーやプレゼントがあふれるほど来る。だから、誕生日前後はもう完全に諦めて他人に譲り、「恐らく誕生日前後はたくさんお祝いされるだろうから、あらかじめお祝いしとくよ」と、前もってお祝いするだけだ、と言うんです。

すると、その後の他の男性からのプレゼントはどれもサプライズでも何でもなくなり、またたまたま誰からも祝われなかった場合、「あなただけは前もって祝ってくれていた」とすごく感謝され、付き合いが始まるんだそうです。

要するにこの男性は、プレゼントどころか、誕生日を祝う日すらも他人と離して考えていたんですね。これを聞いてから、私も「相手はプレゼントをもらい慣れている」という意識が身につくようになりました。

お店からのDMで、「当店からのクリスマスプレゼントです!」などと言って「10%OFF券などを入れているケースをよく見ますが、これももうダサダサです。

「お客様はそういうものをもらい慣れている」という意識が全くないな、と感じます。ノベルティグッズもそう、イベントの配布物もそう。お客様は、そういうものはとっくにもらい慣れているのです。つまり、大して心に残らないし、うんざりすらしているのです。

そんなチープな販促をしてしまわないためにも、日頃から家族や同僚、恋人や友人などに、プレゼントを考えてセンスを上げておくといいでしょう。

  • 【今日の発想源実践】(実践期限:1日間)
    「プレゼントをもらい慣れている相手」に対してプレゼントを贈るとしたら、どのようなことを工夫したり、どんなことに気をつけなければならないか。2つ以上ノートに列挙する。
 image by: Shutterstock
 
 
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