倒産寸前の会社を救った「ガリガリ君」生みの親が明かす誕生秘話

2017.01.25
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by まぐまぐ編集部
 

『ガリガリ君』以外にも、赤城乳業でヒット商品といわれる『ガツン、とみかん』や『ワッフルコーン(大手コンビニPB)』などの開発にも関わってきました。

入社から46年。新入社員の時に抱いた、「赤城乳業を年間売上500億円の会社にする」という夢はまもなく叶いそうです。

赤城乳業は小さな会社でしたので、46年の間、私は商品開発のみにとどまらず、製造も、開発営業も、マーケティングも、経理も、組織作りも、総務以外の会社の業務はひと通りやってきました

長年、会社にいたのですから、いいことばかりではなく、大変なこともたくさんありました。リアルな経験から見えてきたのは、「仕事の本質」です。

「仕事とは何か」

「どういった心構えで取り組めばいいのか」

「どうすれば仕事が楽しくなるのか」

こうした本質的なことは、普遍です。本質がわかっていると、仕事がだいぶ楽になり、長く続けられるようになると思います。「本質」は、仕事をする上で、とても大切なものです。思えば『ガリガリ君』も、「ヒット商品の本質」を押さえたアイスだからこそ、ロングセラーであり続けているのでしょう。

本書では、私の実体験に基づきながら、「仕事の本質」や「ヒット商品の本質」などについてお伝えしていきます。

特に、やがて社会に出る高校生や大学生には、「仕事の本質」について知っておいてほしいと思っています。社会に出ることに対する不安や恐怖感をたくさん持っているかもしれませんが、実際はそう怖いものでもありません。社会に出るとどんなことが起こるのか、あらかじめ知っておくことができれば恐れることはありません。

もし、やかんが熱いと知っていれば、たとえ触っても、すぐに手を引っ込める準備ができているから、やけどをしないものです。

せっかく会社に入ったのに、「こんなはずじゃなかった」と苦労して、傷ついて、会社に行けなくなったり、うつ状態になったりなど、してほしくありません。

本書で心の準備をしておいてほしい

苦しい時には「赤城乳業のスーさんが、仕事のこと書いてたな」と本書を取り出して読んでもらえたら、うれしいです。

仕事で悩むすべてのビジネスパーソンには、「壁にぶつかった時、どうすればいいのか」「部下として、上司として、どうあるべきか」などについてヒントを提示していきたいと思います。勇気を持って仕事に取り組み、仕事を、人生を、楽しんでほしい。

生みの苦しみを感じている商品開発の担当者には、私が商品開発の現場で、考え、実践してきたことをあますことなくお伝えします。実体験に基づき、すでに検証も済んでいることばかりですので、きっと、役に立てていただけると思います。

コツさえわかっていれば、ヒット商品も生まれやすくなります。

私の経験が、少しでもみなさんの役に立ち、「仕事って楽しそうだ」「前向きに仕事ができるようになった」「ヒット商品の作り方がわかった」と思っていただければ、これ以上うれしいことはありません。

ひとりでも多くの方が、笑顔になるように祈っています。

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image by: Flicr

 

著者/鈴木政次

赤城乳業株式会社 監査役。“ガリガリ君”の開発者そして育ての親。東京農業大学農学部農芸化学科卒業後、赤城乳業株式会社に入社。「ガリガリ君」、「ガツンとみかん」、「ワッフルコーン(大手コンビニPB)」など、数々のヒット商品を生み出す。商品開発だけでなく、人事以外の全ての部門に携わる。現在は講演会や執筆活動を通して、商品開発、マーケティング、営業、マネジメント、組織づくりについてこれまでの経験を伝えている。

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