これでもう失敗ナシ。板前が教える、だし巻き卵をうまく巻く方法

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食卓に並ぶ機会も多い玉子焼き。そこになんと「ひじき」を加えるだけで一味違う美味しい創作料理に大変身してしまうんです。スーパーのお惣菜で作るもよし、ひじき煮を大量に作ってしまった時の消費にも最適なこの一品、無料メルマガ『おひとりさんが健幸的に食べるシンプル調理の和風レシピ!』の著者で現役板前のgatugatu佐藤さんが、今回もわかりやすく写真付きで紹介しています。

ズボラ! ひじき出し巻きたまご

gatugatu佐藤です。今回は、「スーパーのお惣菜ひじきを使った出し巻き玉子」を伝授します。スーパーのお惣菜コーナーに売っているひじきを買いまして、溶き卵にそのひじきを加え、さらに簡単な出汁を加えて混ぜ、あとは玉子焼きフライパンで、「巻き巻き」するだけ。ノーマルな玉子焼きが創作玉子焼きに早代わりします。

スーパーのお惣菜を使うので、はっきり言って「ズボラな料理です……が、お忙しい、時間の限られるあなたにはぴったりな料理だと思います。

「ひじき出し巻き玉子」、これ例えば、作りおきで大量のひじき煮を焚いて、3日間食べるという場合に、3日目は飽きてますよね? そんな時にもこの「ひじき出し巻き玉子」はオススメ。3日目のひじき煮は「ひじき出し巻き玉子」にして食べて頂きたい。「またか……」ではなく、新鮮な気持ちで「ひじき煮」が食えます。私は、これけっこうな頻度で作るので「ひじき出し巻き玉子」自体が飽きてきましたが……まぁ、でも何度食べても美味しいのであなたにおすすめしておきます。

レシピ

【材料】
お惣菜のひじき……50g
卵(L玉)……3個
出し汁……30cc
(水、大さじ2杯強とかつお出しの1つまみ=2本指)
淡口醤油……5cc
(ひじきの味付けが濃い場合は、淡口醤油を減らしてください)
サラダ油……適量(ペーパータオルに浸ける)

 

1.少量の出汁を作ります。

鍋に30cc強の湯を沸かし(ちょっと温まるぐらい)軽量カップに入れ、かつお出しの素を加え、さらに淡口醤油5ccを加えて混ぜます。卵はボウルに割り入れて、よく混ぜてほぐしておきます(ひじきは、50gと書いていますがもう少し多くても大丈夫です)。

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2.ほぐした卵に (1.)の出し汁とひじきを加えて混ぜます。

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3.玉子焼きフライパンを強火で熱し、1分後油を塗りつけます。

うっすら煙が出てきたら弱火にします。箸で卵をフライパンになすりつけます(玉子が一瞬で固まったら適温)。

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4.(2.)の卵の約1/5の量を流し入れ、フライパン全体に広げます。

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5. 表面が少し固まってきたら(完全に固まってない状態)、「1/4分」を菜箸で持ち上げ手前に折りたたみます。

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6. また、手前に折りたたみます(半分までたたんだ状態)。

繰り返して一番手前まで巻いていきます。

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7.一番手前まで巻ききったら、玉子焼きを奥側に移動させます。

で、再度(2.)卵の約1/5の量を流し込み同じように巻きます(慣れてきたら中火にして温度を上げてやってみて下さい)。

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8.1/5の量づつ入れるので、5回巻くわけです。

玉子が大きくなると重たくなりと菜箸だけでは持ち上がらなくなるので、ちょっと勢いをつけてフライパンの奥側も同時に持ち上げ、玉子を浮かせて巻くのがコツです。もう1つのコツは、「卵が完全に固まらないうちに巻いていく」です。半生の卵が接着剤の役目をしてくっ付いてくれます。

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9. 全部の卵を巻ききったらフライパンの端で形を整えながら、超弱火でじっくり熱を通します。そろ~っとまな板に出します。

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10. 崩れないように5~6等分に切ります。
できれば、両端も切り落とした方がきれいな仕上がりになります。

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11. お皿に斜めに並べて盛り付け、完成です!

切り口を上にすると見栄えが良く綺麗です。

是非!「お惣菜ひじき」を買って作ってみて下さい!

 

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板前歴23年の元料理人が一人分レシピの和風料理を伝授します! 10分の酒の肴、20分以内の簡単おかず、などなど…仕事で忙しい料理初心者の 方でも、健康的でボリュームのある手作り料理がマスターできます!気楽に作れ て晩酌が楽しみになりますよ。 「言われた通りに作ってたら、一通りの料理ができるようになりました!」 メルマガ読者さんから頂いた一番うれしかった感想です。 丁寧な説明なので、あなたにもできますよ! 

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【著者】 佐藤 周生 【発行周期】 週3回発行(火・木・土)

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