そしてなにより食品由来の頭痛は「気にしなくて良い」と毒性はそれ以外は無いと明言されているということです。故に頭痛を起こすような毒だから体に悪いなんていうロジックは存在しないわけです。頭痛が起きる量を自分で知っておき、起こるようならそれを避けるようにしようね…という話です。
ちなみに偏頭痛のメカニズムは、血管の拡張と収縮で神経活動が変わり頭痛を引き起こしているという説が今までは主流でしたが、現在は三叉神経血管説が一番有力視されており、血管拡張のほかに、根本的原因は分からないものの、血管の異常な動きから炎症物質の放出が行われ三叉神経を中心に脳幹から大脳皮質を刺激して痛みを誤認するという、火のないところが大火事になるという、神経のやりとりミスが重なって起きていると考えられており、それに合わせた薬が功を奏しています。
頭痛が続くようであれば、その原因を発見し、治療していくことが大事なので、少しでもおかしいなと思ったら医師の診断を受けて、そのために健康管理をするのが当たり前で、食品添加物ごときを悪者にしたところで解決する問題ではないのです。無意味なスケープゴートで満足して病気の本体を取り逃がすようなことにもなりえません。故にただのフードホラーといっても、立派なニセ化学なわけです。
image by: Shutterstock.com
ページ: 1 2