岸田文雄元首相の実弟・岸田武雄氏が経営する「フィールジャパンwith K」は、インドネシア人の日本での就労支援に特化した会社です。同社の斡旋で山口県下関市の漁船に乗り込んでいるインドネシア人技能実習生たちは、5〜7日間の沖合漁業を繰り返しながら、禁漁期の3カ月は無給という過酷な労働条件で働いています。今回のメルマガ『アクセスジャーナル・メルマガ版』では、彼らの生の声を通じて、外国人労働者受け入れ制度の実態に迫ります。
※本記事のタイトルはMAG2NEWS編集部によるものです
岸田元首相弟のインドネシア人支援就労の実態(下関市のケース)
岸田文雄元首相(68)といえば、首相在任中、コロナ禍がまだ終わらない段階の2022年から入国制限を緩和、さらに外国人の在留資格を拡大。高市現政権とは逆の政策を取った。
ところが、岸田元首相の実弟・岸田武雄氏(若い時のもの。65)はインドネシア人にほぼ特化した日本での就労支援を行う会社「フィールジャパンwith K」(東京都中野区)なる会社を経営していることから、当時、身内への利益誘導目的もあるのではないかと、一部週刊誌などで批判された。
むろん、フィールジャパンは完全否定。
実際、同社は未だ一族だけが役員に就く小規模なもので、企業信用調査データも見当たらないような存在。
それに同社は2009年設立だが、当初、東南アジア、中東からの旅行者を相手にした旅行代理店として出発。岸田武雄氏は慶応大卒後、三菱商事入社。クウェートやマレーシアというイスラム教徒の多い国で駐在勤務したことから退社し設立。就労支援を始めたのは、安倍内閣時の2019年にわが国での人手不足を補うために特定技能制度が出来てからのことのようだ。
そんな経緯のなか、本紙は安倍晋三元首相を1990年代からウォッチしている関係で、地元・山口県下関市に情報元がいるところ、同市内でフィールジャパンの斡旋で漁業に従事しているインドネシア人の実態につき話を聞くことが出来た。
そんな生の労働、生活実態を聞く機会はまずないと思うので、以下、彼らの声を報告する。
下関の漁師アパートの実態
彼ら20代の若いインドネシア人の住居は、JR「下関駅」から徒歩10分ほど。下関港や下関中央魚市場に近い大和町エリアに位置しており、その名も「中央魚市アパート」。築年数不明のどんだけ古いのかと思わずにいられない物件。何しろ、木造(?)のドアの部屋もあるほどなのだ。
船会社が借りたこのアパートの4畳半2部屋の物件に3人で共同生活しているという(風呂、トイレはある)。
「仕事は、沖合底引き漁船に乗って、韓国との境界線ギリギリのところまで行き操業。主に赤ムツ(別名のどぐろ)、あんこう、タイ、ヒラメなどの高級魚狙いの船団です」(インドネシア人)
その船団の船は下関漁港に接岸されており、「やまぐち丸」(運営会社は下関漁業)、「海幸丸」(昭和水産)、「仁洋丸」(同)などに乗り込んでいる。いずれも100トン前後。
「1回の漁は5〜7日の繰り返し。自分の自由になる時間は船が戻った時の数時間だけ。ただしシケの時は休める。それから禁漁期間の6月から8月までの約3カ月も休み」(同)
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