人の目を意識させる。防犯カメラの効果を格段にアップさせる方法

 

駐車場や自転車置き場、ゴミ置き場付近は普段、人がいないので、夜間にいたずらや盗難がありがちですが、エントランスで映像が写っているので、今、誰かが見ているかもしれないと思うと、へたなことはできません。不審なことをしていたら、その映像を目にした人に、すぐ警察に通報されてしまうかもしれませんから。少なくとも、そのマンションの住民や、出入りの経験がある人は、やらないでしょう。

やはり、抑止効果としては、撮って記録していますよ~というだけでなく、リアルに、今、自分は見られているかもしれないと思う状況をつくる方が、大きいと思います。

エレベーター内の防犯カメラ映像を1階のエレべーター入り口付近でモニターで流しているのは、夜間の防犯対策として有効だな~と思っていましたが、このマンションのように、すべての防犯カメラ映像が今、誰かに見られているかもしれない…という状況をつくるのは、さらに有効だと思いました。

プライバシーの侵害だとか、反対する人がいないので、できているのでしょうが…。コミュニティの中に、常に人の目があると感じさせる状態をつくることが一番の防犯対策だといます。

で、目が届きにくいところは、防犯カメラ映像を常に見られる状態にすることで、人の目がある状態をつくる…。これって、コストもかからず有効なんじゃないかなと思いました。

image by: Shutterstock.com

 

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【著者】 廣田信子 【発行周期】 ほぼ 平日刊

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