お客さまを促すのは、「3つの選択肢」
お客さまは常に迷っています。あれか、これか。右か、左か。
お客さまに「こんな商品が欲しいのですが」と言われたら、あなたはどう対応していますか。商品を選んで、「これなどはいかがですか?」とお奨めしていることでしょう。
しかし、あなたのお奨めは1つではありませんか。プロの直感を頼りに、「これだろ!」と提案していませんか。それでは、お客さまは購入を決断しません。できないのです。
お客さまは、店主であるあなたの選択を待っているのではありません。あくまで、選ぶのは自分。いくつかの提案を期待しているのです。
さまざまな方向性のものを、少なくとも3つ提案しなければなりません。3つあれば、お客さまは選びやすいのです。
1つの提案では、拒絶。2つでは、選びきれない。「選ぶ」という行為には、最低3つ必要なのです。
お客さまの購入を促すには、3つの提案をし、「この中で私のお奨めは○○ですが」と、主張するのです。たとえ店主のお奨めを選んだとしても、その判断を下したのはお客さま自身なので、自分の意志として納得するのです。
お客さまが迷っている時には、必ず3つの提案をしてください。すると、「どれにしようかな?」と、すでに購入を決断しています。
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