「弱点」は、異業種の手を借りろ!
「街の宅配屋さん」というシステムをご存知でしょうか? 飲食店・個人商店の商品を酒屋さんのような宅配システムを持っているお店が、代わりに配達するシステムのことです。神戸を中心に、京阪神で拡大しつつあります。
宅配を始めたかったお店が、このシステムを導入することで、初期費用が掛からず、さらに宅配を維持するためのランニングコストも不要になります。宅配の手数料を払うだけで、売り上げをアップすることができるのです。
宅配を代行するお店は、手数料が入ってくる上、お店のPR機会を増やすことができます。どちらにもメリットのあるシステムなのです。
こうした「互助」の考え方は、競争の厳しい社会においては、小さなお店に不可欠となってくるのではないかと思います。
何でも揃う量販店やショッピングモールが増えているので、小さなお店は「弱点」ばかりになってしまいます。
弱点を自分だけで克服するのは容易ではありません。自店の弱点を補ってくれるお店に、手を貸してもらいましょう。互いにメリットのあることなら、相手も不安を抱えているので、きっと仲間になれるはずです。
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