完璧主義はカッコ良くなんかない。人を不幸にさせるタダの言い訳だ

 

ここで大事なのは「客観視」ということです。

人間は人に話をしていると気がつくと問題が解決したりするもので、自分というものを最も認識するのが下手くそなのは当人というものです。自分というのは、鏡でも左右反転した像ですし、声も骨の振動が加味されて別物の声が本当で、映像に取られて初めて「自分」の姿さえようやく客観視できるわけです。

しかし映像というのは微妙に像の歪むものなので、それでも完全に自分ではないわけです。

このメールマガジンでも普段の健康を「何も無い状態」ではなく、「健康な状態」であると、いろいろ意識してみることで、ふとしたことで、ここまで関節が曲がったはずが曲がらなくなったとか、息が上がりやすくなったとか、この程度の距離をあるいただけで息が切れる、足が痛いなんて、健康面の脆化に早く気がつけば軌道修正も早くできるわけです。

買い物の時に、スリムな人のかごの中をちらっと見比べてみろという話はよくありますが、これも自分のカゴの中と比べることで、何がよくないんだろう…と漠然としたものに気づくための訓練だと思うわけです。

自分というのは最も自分が見えないものなので、客観的に見る癖を付けていけば、いろいろと発見もあり、結果的に幸せになることも多いので、いろいろ試してみてはいかがでしょうか?

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シリーズ15万部以上の不謹慎理系書「アリエナイ理科ノ教科書」著者。別名義で「本当にコワい? 食べものの正体」「薬局で買うべき薬、買ってはいけない薬 」などを上梓。学術誌から成人誌面という極めて広い媒体で連載多数。

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【著者】 くられ 【発行周期】 週刊

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