マイナスのイメージがあまり感じられない「完璧主義」という言葉。しかし、自身もそのきらいがあるという無料メルマガ『アリエナイ科学メルマ』の著者で科学者のくられさんは、「完璧主義」などという言葉はただの言い訳と切って捨て、その理由と「損な思考回路」を切り替えるためのヒントを記しています。
完璧主義と自己認識
「完璧主義」という言葉がある。完璧に物事を完遂しないと気持ち悪い性分という意味合いで使われる。実際に自分も完璧主義な傾向があり、しばしば損を取っていることが多かったわけです。
しかし、ふと気がついたのが、自らで作った「完璧主義」という言葉はただの言い訳であるということです。
認知の上で「言葉」の内容が、肯定的であれば、ウッカリ、それは悪いことでは無いという自分への言い訳になってしまうわけです。それが響きがカッコよくて、さも利点もあるような性分に思えるものであればいいわけですが、実際の「完璧主義」というのは、「自分の思い通りにならないことに対して、意地になってムカムカしつつイヤイヤ何かに没頭する」という精神衛生上極めてよくないことであることです。
もちろん、だからといって何もかも適当で良いというわけではないのですが、少なくとも、「完璧主義」という言葉は、当人を不幸にし、回りまでそのイライラと作業停滞に巻き込む、損の方が多い「思考回路」であることが客観的にみれば分かります。
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