ここまでなーがなが書いてきましたが、実はここまでが長い前フリ( ̄▽ ̄)で、これから書くことこそ、本題なんですよ。
男女間にはコミュニケーションの方法についてクイチガイがあって、双方とも自分の基準でモノを考えてしまうというお話でしたね。そう、こんなふうに。
- 男性は「ハッキリ言ってくれたらいいのに」
- 女性は「少しくらい察してくれたらいいのに」
…。で、しかも、お互いに
- 男性は察するのが下手
- 女性はハッキリ言うのが下手
でした。
と、こういう状況下でどうしたらいいのか。こういう話をすると、いるんですよね。「オンナがハッキリ言えばいいだけじゃないか」「オトコはもう少し解るべきなのよ」みたいな発言をする方が。
…、うーーーーーーん。ちょっと言いたいなあ。ま、この際だから、ハッキリ(そう、ハッキリ)言わせていただきましょう。
そうやって相手になにかさせようとする態度って、すっごく依存的ですよね。あ、いや、それじゃまだ足りないかな。人生に対してすっっっっごく非自主的ですよね。
「ハッキリ言ってくれたらいいのに」とか「察してくれたらいいのに」って、これの主語は常に「相手」ですよね? つまり、相手が「ハッキリ言うかどうか」「察するかどうか」は相手の問題で、これについてあなた自身はなにもできないですよね。
で、それで相手がなにもしてくれないということもあり得るわけで、その結果あなたの人生が不利益を被るんですよね(▼_▼)
……あの~、バカバカしくないですか? それなら「あなたが」できることをやった方が「速い」し「結果も出せる」んじゃないでしょうか。「あなたが」出来ること、それはこの話の場合、
- 男性は、察する能力を高めること
- 女性は、具体的に指示したりリスト化すること
です。キッパリ。男性は察する力が低いと言われていますが、それは単に教育とスキルの問題だと思います。女性がどんなことをいつやっているのか良く観察したり、あるいはやって欲しいと言われたことの前後の流れをメモっておいたりすれば、いずれ必ず出来るようになります。
それは察するというより流れやマニュアルを覚えたのと変わらないという厳しい意見もあるかもしれませんが、私はそれは察する力の第一歩だと評価すべきだと思います。
他方女性は、感情的な軋轢を乗り越えて具体的に細かく指示することに慣れる必要があります。こうした物言いに感情的な軋轢を感じるのは女性だけで、当の男性は「解りやすい♪」くらいに思ってくれるのです。つまり考えすぎなんですよ。
ちなみに我が家。私はリスト化にすっかり慣れました。リスト化すればするほどオットは協力的になってくれます。リストを見た瞬間に彼の脳内で「カシャカシャ!」と計算と計画が始まるのが見える気がします(^0^)
夫婦に限らず男女の間には、日本海溝よりも深いミゾがあるもの。それを飛び越えるには、まず自分から。相手が飛び越えてくれるのを待っていられるほど、人生は長くありませんよ。
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