例えば、違う地方出身の方の言葉に対して「あの人の話し方のイントネーションはおかしい」などと言ったりしますが、実はこの用法、間違っているってご存知でしょうか。無料メルマガ『1日1粒!「幸せのタネ」』の著者・須田將昭さんは、この場合は「アクセント」を使うのが正解と指摘した上で、勘違いしやすいアクセントとイントネーション、この二つの言葉の違いを実例を上げながら紹介しています。
アクセントとイントネーション
先日、Facebookで大学時代の後輩が、SNSのひとつ「LINE」の発音についての疑問を投げかけていました。まずこのような「ある語をどう発音するか」という問題でよく混同されているのが「アクセント」と「イントネーション」という二つの用語です。
どうも「イントネーション」という語の方が多くの人には馴染みがあるのか、「あの人の話し方はイントネーションがおかしい」など、方言のまじった話し方について述べる時によく聞きます。
しかし、おそらくですが、その「おかしい」と感じている多くの場合はアクセントの方です。
イントネーションというのは、文全体の上がり下がりの調子です。質問をする際に、語尾を少しあげて言うようなものです。「雨(アメ)」という語を言う時に下がり調子でいえば、「雨。」という断定的な物言いです。もし上がり調子でいえば「雨?(雨が降ってるの?)」という疑問文になりますね。それがイントネーションです。
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