なぜ松下幸之助は小さな電器店の経営者たちを前に号泣したのか?

 

また、出来そうで出来ないのが、非を認め詫びることです。

経営者の多くは自尊心が高く傲慢です。他人を叱責することはあっても、自分の非を認めたがらないものです。しかも、2日間に渡って、幹部社員たちが、販売店の非を非難し続けた後に、幹部社員を責める訳でもなく、非を認め、謝罪して、今後つなげるとは凄いの一言です。

現状の延長線では、同じ結果しか訪れません。問題を打開するためには、行動を変化させる必要があります。その為に、自らが部長になって先頭に立つ! 凄い決断をし、素晴らしい実行力です。

なかなか、会長職から部長職になることはできません。それを、躊躇することなく実行し、結果を出したのです。

販売店も、幸之助が頭を下げたことで、感動し今まで以上に必死に行動できたでしょう。やはり人間を動かすのは、人間です。気持ちが成功を呼び寄せている。そんなふうに感じるわけです。

 

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最初売れない営業マンだった私が、売れるようになり、日本でトップセールスに登りつめ、経営者として株式公開した。その営業ノウハウを、売れる営業の常識と売れない営業の非常識と言う観点で分かり易くまとめた。

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【著者】 島田安浩(営業コンサルタント) 【発行周期】 週刊

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