また、出来そうで出来ないのが、非を認め詫びることです。
経営者の多くは自尊心が高く傲慢です。他人を叱責することはあっても、自分の非を認めたがらないものです。しかも、2日間に渡って、幹部社員たちが、販売店の非を非難し続けた後に、幹部社員を責める訳でもなく、非を認め、謝罪して、今後つなげるとは凄いの一言です。
現状の延長線では、同じ結果しか訪れません。問題を打開するためには、行動を変化させる必要があります。その為に、自らが部長になって先頭に立つ! 凄い決断をし、素晴らしい実行力です。
なかなか、会長職から部長職になることはできません。それを、躊躇することなく実行し、結果を出したのです。
販売店も、幸之助が頭を下げたことで、感動し、今まで以上に必死に行動できたでしょう。やはり人間を動かすのは、人間です。気持ちが成功を呼び寄せている。そんなふうに感じるわけです。