驚くほど「人間関係」がスムーズな人は、あなたと何が違うのか?

 

私たちの発する言葉は自分を語るものである場合が多い。自分のこだわりや内面、日常や未来のことまで自分を相手に伝えるために言葉を紡いでいる。それは周りに自分のことを分かってほしいからに他ならない。

当然、私も周りに自分のことを分かってもらいたいために多くの言葉を使い話をする。ただ、あのマンガのキャラクターの言葉に出会ってからは相手のことを分かろうとすることが増えた。まず相手を分かろうとする自分を分かってもらうのはその後でも良いと思うようになったのだ。

人であれ、物であれ、「分かる」というゴールにたどり着くことはないように思う。むしろ「分かる」ということがゴールであるという思いこみ自体が分かったようになっているのかもしれない。

相手が人であれば相手を分かろうとして、相手も自分のことを分かろうとしてくれている状態が良いだろう。相手が物であっても同じように言える。物を作った人の気持ちを分かろうとして、そうすると物がどうありたいかが分かっていく。人であれ物であれ分かろうとすることが大事である。

これを機に「分かると思っているものを見直してみてはどうだろうか。それは身近にいる人だったり、ふだん使っている物だったり、自分の趣味や将来などでも良いだろう。これまで分かったと思っていても、もしかしたら分からないことだらけかもしれない

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■医師を目指して二浪したが実力不足のために薬学部へ。しかし、薬学には全く魅力を感じられなかった。哲学や心理学などの本を読み漁り、サークル活動やフリーペーパー作成など大学生活を薬学以外に費やした。 ■薬剤師資格を持たないまま卒業し、臨床心理士を養成する大学院へ進学。しかし、臨床心理学の現状に落胆。 ■薬学の勉強をし直して薬剤師資格を取得。薬局に勤務し今に至る。 人間とは何を考え、どのように行動するべきなのかを大学生活の4年間で考え抜いた。友情や恋愛、道徳や倫理などジャンルにとらわれないものを提供する。

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【著者】 小原一将 【発行周期】 毎月1,11,21,日

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