アメリカを中心とする北米地域では、現在も粉末飲料は一定の人気を保っていて、チェリー、オレンジ、グレープ、レモネード、フルーツパンチ、コーラ、ルートビアなど、さまざまなフレーバーが発売されている。この種の飲料で最も有名なブランドは、クラフト・ハインツの「Kool-Aid(クール・エイド)」であるとか。またアメリカ軍よりその軽量性が評価され、野戦食糧パッケージ(MRE)に組み込まれて採用されてもいるようである。
中国では、果汁飲料タイプの粉末ジュースのことを“果珍”という。主な成分は、糖類、濃縮果汁、クエン酸、着色料などである。これ以外にとろみを出すためゼラチンや寒天などが添加されている。小袋ではなく、大きな容器や袋に入れられて売られていることが多い。スーパーマーケットなどの店頭では必ずといっていいほど置かれているとか。
ページ: 1 2