【書評】鳥越俊太郎に学ぶ、自分の「使命」の見つけ方

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日本を代表するジャーナリストでキャスターとしても活躍した鳥越俊太郎さん。世界各地を駆けまわり、癌をも体験された濃い人生が1冊の本になりました。無料メルマガ『毎日3分読書革命! 土井英司のビジネスブックマラソン』を配信するアマゾンの元カリスマバイヤーを一気にやる気にさせたというその内容は?

鳥越俊太郎 仕事の美学 君は人生を戦い抜く覚悟ができているか?』 鳥越俊太郎・著 日本実業出版社

こんにちは、土井英司です。

自動車にハンドル、アクセル、ブレーキ、シフトレバーが存在するように、ビジネス書にもこの4つが存在します。

ハンドルは、どこに舵を切るべきか、大局観や歴史観を養ってくれるもの、アクセルは、前に進むための「志」や「使命」を与えてくれるもの、ブレーキは、誰かの失敗体験のように、反省や自戒を促してくれるもの、シフトレバーは、状況に合わせて使いこなすノウハウのようなものです。

なかでも最近重要だと思っているのは、アクセル=「志」や「使命」を与えてくれる書籍の存在です。

それも、いままでのような輸入品の自己啓発書ではありません。具体的な誰かの生き方や仕事の足跡が、そのまま読者を鼓舞するような、そんな自己啓発書です。

そういう意味で、最近感銘を受けたのが、鳥越俊太郎さんの『君は人生を戦い抜く覚悟ができているか?』。

ご存じのように、鳥越俊太郎さんはジャーナリスト、キャスターとして働き、がん闘病なども経験された方ですが、本書には著者のこれまでの半生の記録と、そこから得られた教訓が書かれています。

生まれてから死ぬまでに一番大事なことは「自分の性格や資質にあった人生や仕事をどうやって見つけるか」

直感と覚悟が人生を戦い抜く武器になる

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