子供の感情に寄り添いすぎる親が「成長」を妨げている

 

人間には何かを決定したり判断したりするときに、要素になるものがありますよね。代表格はなんといっても「感情」です。好きかキライか、やりたいかやりたくないか。こういう気分でモノを決めること、大人にもありますよね。

大人はこれ以外にもモノサシを持っているものです。それが「論理」です。適法か違法か、トクかソンか、多いか少ないか、有利か不利か。こういうモノサシです。これはたいてい、数字や文字で表現できるので、社会ではとても重宝されるモノサシですよね。

…って、ハッキリ言えば、社会や会社で通用するのは「論理だけ」です。好きだからとかやりたくないからとかいう理由で他者を説得できることは、まずありません。そんな理由を忖度してくれるのはママくらいなモンです( ・∀・)。もっと言えば、ママ以外の人間に自分の考えや意見を通そうとするとき、感情以外のモノサシがないと、返り討ち!! ってことです( ̄∇ ̄)。だよね?

なので、ある意味でオトナになるとは

  • 判断基準が感情から論理に移行すること

と言い換えられるのかもしれません。件の国語の問題は、どうして感情にばかりフォーカスさせる設問が多いのでしょうか。ひょっとしたら、感情が無視されすぎたときがあったのかもしれませんが、現在はそれを通り越して論理が無視されすぎていると感じます。

子供の感情に配慮するのはホドホドに。感情だけにフォーカスするクセがついて、いつまでも大人の判断基準が育ちませんよ。

image by: Shutterstock.com

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【著者】 真井花(まないはな) 【発行周期】 週3回(月水金)刊

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