悪質コンサルも都議選も同じ。権力だけで不都合な真実は隠せない

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フタを開けてみれば、小池都知事率いる都民ファーストの会圧勝で終わった東京都議選。この流れは、選挙に限るものではないと指摘するのは、マンション管理士でメルマガ『まんしょんオタクのマンションこぼれ話』の著者、廣田信子さん。今回の都議選で自民が大敗した流れと、マンション管理組合の不適切コンサル問題には共通点があるとし、権力だけで「不都合な真実」を隠せる時代が終わったことを、都議選もコンサル問題も象徴していると語っています。

「都民ファーストの会」の流れをマンション管理にも

こんにちは!廣田信子です。東京都議選小池さんの「都民ファーストの会の圧勝で終わりましたね。私は過去記事で書いた通り、小池さんの応援団です。都民ではないけど…。「小池都知事を応援します!」参照

小池知事の誕生は、情報が隠蔽され、重要なことを誰がどこで決めているのかわからない、裏の権力者のようなところへ人が群がるような社会を変えていく大事な一歩だと期待したからです。

今回の都議選の勝利が、それをもう一歩進めることにつながってほしいと心から思っています。

小池知事の改革に、巷の昭和感覚のおじ様方が、「小池さんは世の中の仕組みが分かっていないそんなきれいごとじゃ政治はできない」的な発言をしている場面に、何度か遭遇し、私は、思わず、「その感覚がもういらないの!」と言いたくなりました。

その「きれいごとでは仕事はできないよ」という感覚を、政治家だけでなく一般市民も持っていることが「今」をつくり出しているのです。

でも最近は、そういう感覚を持たない若い人たちが増えてきて、不公正なことやウソが証拠とともに表に出てくることが多くなりました。

役所にも企業にも政治家の事務所にも、たくさんの人がいるのですから、これからは権力だけでは不都合な真実を隠せなくなると感じます。

よいことです

今、マンション管理の世界でとても大きな課題となっている不適切コンサル問題もその一つです。

この問題について、国の対応を紹介しながら、どういたら大規模修繕工事を公正に適切に合理的に実施できるかという課題に対して、6月20日から、いろいろな角度で記事を書いてきました。

修繕工事が危ない。マンションを狙う悪質コンサルの悪どい手口

書き始めてしまったら中途半端では終われないので、いろいろな切り口で書いてきたら、こんなになってしまいました。

けっこうしんどかったです。

興味を持って読んで下さる方は、どこまでも私が知ることの範囲で、私が感じたことしか書けませんから、一つの情報に過ぎないということを前提で、できるだけ6月20日の記事から通して読んでいただきたいと思います。

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