「どんな人の近くにいたら良いか?」という観点から考えると、私は、「ポジティブな質問をする人」の近くにいるのが良いと思います。
ポジティブな質問とは何でしょうか。たとえば、「成功するにはどうすれば良いだろう?」「この出来事の良い点はどういうことだろう?」といったものが挙げられます。
逆にネガティブな質問とは「失敗したらどうするの?」「なんでできないの?」「だれのせいなの?」といったものがあるでしょう。
質問の効果として、相手に考えさせ、答えを出させ、その答えに言動を拘束することがあります。「うまくいくにはどうすればいい?」と問われれば、成功のための方法を考え、答えを出します。そして、その認識に拘束されます。これにより、成功に向けた行動が自然にとれるようになります。
逆に、人を萎えさせるような、嫌な質問ばかりする人と話すとどうでしょうか。失敗するイメージばかりが頭に浮かび、後ろ向きに人を縛ります。
質問には強制力がありますので、ポジティブな質問をする人の近くにいると、ポジティブな質問をされ、その結果、物事をポジティブに考える機会が増えます。ネガティブな質問をする人の近くにいると、ネガティブな質問をされ、その結果、物事をネガティブに考える機会が増えます。
つまり、付き合う人が、あなたにどういう質問をするかによって、あなたは、何をどう考えるか、が決まってきてしまうのです。そういう意味で、自分が良い方向で物事を考える機会を増やすために、できる限りポジティブな質問をする人の近くにいた方がよいということになります。