親日家を超えた「愛日家」。台湾の偉人・蔡焜燦氏90歳の生涯

 

しかし、大正デモクラシー以後の大正、昭和、平成時代になると、日本人はだんだんと勇気を失い、臆病になり、無責任になりました。そして戦後の日本人は、とうとういじめるかいじめられるかどちらかの人間のみに堕してしまいました。

台湾人は「日本植民地時代を美化する」といわれるほど戦前の日本人を敬愛していますが、戦後の日本人には台湾で尊敬される人はあまりいません。戦後の日本人には戦前の日本人を批判する資格はないのです。

歪められ、貶められ続けてきた日本の過去を修正し、先人がいかにすばらしい歴史を築いてきたかを認識することが、誇りと気概に満ちた日本人となる第一歩であり、それが、日本統治時代を共に生き抜いてきた台湾人の誇りでもあるのです。

蔡焜燦氏は、李登輝氏と並んで、そんな台湾人を代表する人物の一人でした。尊敬し、敬愛すべき我らが兄弟。心よりご冥福をお祈り致します。蔡焜燦の名前は、日台史上永遠に語り継がれていきます。

メルマガ『黄文雄の「日本人に教えたい本当の歴史、中国・韓国の真実」』より一部抜粋。続きはご登録の上お楽しみにください。初月無料です

 

黄文雄この著者の記事一覧

台湾出身の評論家・黄文雄が、歪められた日本の歴史を正し、中国・韓国・台湾などアジアの最新情報を解説。歴史を見る目が変われば、いま日本周辺で何が起きているかがわかる!

有料メルマガ好評配信中

  初月無料で読んでみる  

この記事が気に入ったら登録!しよう 『 黄文雄の「日本人に教えたい本当の歴史、中国・韓国の真実」 』

【著者】 黄文雄 【月額】 初月無料!月額660円(税込) 【発行周期】 毎週 火曜日 発行予定

print
いま読まれてます

  • この記事が気に入ったら
    いいね!しよう
    MAG2 NEWSの最新情報をお届け