さて、夏休みです。これからの毎日の中で、保護者の皆様には、気を配っていただきたい点があります。それは、子供たちの変化です。夏休み前と、夏休みに入ってから、そして夏休みが終わる前。こういった時期で、子供たちの表情や、健康状態など、何か普段と変わったところがないかを観察していただきたいのです。
学校でいじめを受けている子に取って、休みというのは、そのいじめから解放される時なのです。ですから、どことなく明るくなったとか、食欲が出てきたとか、安心感が良い変化として現れる部分があるかと思います。そういう変化が出てきた場合は、学校でいじめを受けている可能性があります。
その時には、焦らず、じっくりと子供と話す時間を取って、学校での様子を聞いてあげてください。いじめの事を話してくれたら大成功です。ただ、話してくれなくても、子供に詰め寄らないように、静かに見守ってあげてください。こちらが注意していると、何処かではっきり気づくチャンスは出てきます。
今は、保護者の皆様も、お仕事などでお忙しいとは思いますが、こういう時期に、子供の変化を掴むことは、子供を守っていくこと対して、とても大切なことです。子供たちの小さなサインを見逃さず、その機会を大切にして、お子さんの学校生活を守っていただけたらと思います。そして、いじめの事実がわかったら、早いうちに学校とお話をして下さい。そんな中でわからない事などがございましたら、ご遠慮なくご相談ください。よろしくお願いします。
いじめから子供を守ろう ネットワーク
事務長 丸山秀和
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