大人も使える「女子高生口調」で文章力アップ

 

まず、本のあらすじを書かなければいけません。その本を読んだことがないかもしれない先生にとっては、本のあらすじこそ、一番最初に欲しい「大枠」です。これを受けて書くべき「詳細」は、話の中で自分が印象に残ったシーンです。

次の段落では、前の段落で書いた印象に残ったシーンが「大枠」になります。「詳細」として、なぜ印象にのこったのかを微に入り細に入り説明しましょう。その際に、具体的な情報を伝えるためにコンパクトな表現を使うことを意識してください。「おいしいご飯を食べた」と「元気が出るスパイスたっぷりのご飯を食べた」では、どちらがご飯についての情報を相手に伝えられるでしょうか?

次では印象に残った理由を「大枠」とし、それを受けて書く「詳細」には、自分が実際経験したことに触れながら、今後役立てたいことや気をつけたいことを書きましょう。そもそも先生たちは、読書を通じて生徒たちが何かを学んでほしいと思っています。だから、読書感想文には何を学んだかを書かなければいけません。

そんなことわかってるよ。それに、読書感想文なんかもう書かないもんねと思われた読者様も多いかもしれません。でも、どうでしょう。例えば謝罪しなければいけないときに、いきなり詳細から話したりしていませんか。謝罪をうけるほうは、まずはごめんなさいの一言が聞きたいのに。順番を間違えると、相手の怒りを増幅することにもつながります。

日ごろのご家族との会話でも、ぜひぜひ「大枠→詳細」の流れを使ってください。毎日練習していただくことで、日本語力はブラッシュアップされていきます。

image by:Shutterstock

 

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ベジタブル&フルーツアドバイザーであり、薬膳に関する資格も取得に向け勉強中という筆者が、世界の食材や食習慣を「栄養」「中医学」「英語」という3つの面から紹介する、一石三鳥のメルマガ。
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