なぜかというと、学んだコミュニケーションスキルを活用してもそのスキルがうまく適合しない相手に遭遇すると、スキルをうまく活用できない自分を余計に嫌いになっちゃったりどんどん責めてしまったりして、結局は「隠された自分」「嫌いな自分」を増やしていきかねないからです。
なので、兎にも角にも「自己受容」なんですよね。
この自己受容をするときのポイントは「批判、批評、比較などをすることなくとにかく共感すること」です。平たい言葉で言うなら「ですよね〜」です^_^。
「うわっ!緊張してきた〜」と思ったら、「ですよね〜」とまずは共感する。「どうして自分はいつも失敗ばかりするんだろう?」と思ったら「ですよね〜」とまずは共感する。「あの人って素敵!」と思ったら、「ですよね〜」ってまずは共感する。「え〜、こんなの無理だよ!」って思ったら、「ですよね〜」ってまずは共感する。
こんなふうにまずは共感するところから練習をはじめていくと、じょじょに自己受容できるようになるかと思います。そして、自分の嫌な部分や見せたくない部分にしっかりと共感して受け入れることができれば、それを開示することへの抵抗感がグッと薄まっていきます。できれば、笑い飛ばせるくらいに共感&受容できるとなお良いですね^_^。
とはいえ、「心から共感&受容された体験」がないとただの開き直りの自己受容になってしまい、「なんなのあの人? まったく自分勝手なんだから」と周囲との関係性を壊すことがあります。
なので、一番いいのは、しっかりと経験のあるコーチやカウンセラーの方にまずは「徹底的に共感し受容してもらう経験をすること」じゃないかなって思ってます。お金はかかりますが、それだけの価値は十分にあると思いますよ(※ただし、くれぐれも相手は選びましょうね!)。
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