主語は誰? 仕事美人が教える「敬語」で絶対に失敗しないポイント

 

主語は誰か?

装置の仕様や精度など、弊社に色々お聞きしたいことがあると思います。

上記の文にある「お聞きしたい」は、相手に自分が「聞きたい」場合に使うのであれば問題ありません。しかし、当社に聞いてください、と相手に呼びかける場合は「聞く」の主語は相手となるので尊敬語「お聞きになる」とします。それに伴い、文末の「あると思います」を「あるかと思います」に変えます。

装置の仕様や精度など、弊社にお聞きになりたいことがあるかと思います。

この文の後に「下記へお気軽にお問い合わせください」のような一文を入れると収まりがよいでしょう。

相手に対して「聞く」のが自分の場合は主語が自分となり、謙譲語「お~する」を用いて「お聞きする」を「お聞きしたい」と変化させ、下記のような文にします。

装置の仕様や精度など、幾つかお聞きしたいことがございます。

とか

装置の仕様や精度など、詳細をお聞きしたいのですが。

誰から誰に「聞く」のかを整理して、相手に聞く」場合は尊敬語お聞きになる」、自分が聞く」場合は謙譲語お聞きする」を使い分ける必要があります。

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仕事上手はメール上手! 「ご返事」「お返事」どちらが正しい?
メールで間違いやすい敬語の使い方は? など、気になるビジネスメールの基本やマナーをご紹介。2005年1月創刊、まぐまぐ大賞「ビジネス・キャリア部門」入賞。「迷わず書けるメール術」など、メール対応関連の著書8冊刊行。まぐまぐ!から有料メールマガジン「仕事のメール心得帖」も配信

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【著者】 神垣あゆみ 【発行周期】 平日日刊

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