主語は誰か?
装置の仕様や精度など、弊社に色々お聞きしたいことがあると思います。
上記の文にある「お聞きしたい」は、相手に自分が「聞きたい」場合に使うのであれば問題ありません。しかし、当社に聞いてください、と相手に呼びかける場合は「聞く」の主語は相手となるので尊敬語「お聞きになる」とします。それに伴い、文末の「あると思います」を「あるかと思います」に変えます。
装置の仕様や精度など、弊社にお聞きになりたいことがあるかと思います。
この文の後に「下記へお気軽にお問い合わせください」のような一文を入れると収まりがよいでしょう。
相手に対して「聞く」のが自分の場合は主語が自分となり、謙譲語「お~する」を用いて「お聞きする」を「お聞きしたい」と変化させ、下記のような文にします。
装置の仕様や精度など、幾つかお聞きしたいことがございます。
とか
装置の仕様や精度など、詳細をお聞きしたいのですが。
誰から誰に「聞く」のかを整理して、相手に「聞く」場合は尊敬語「お聞きになる」、自分が「聞く」場合は謙譲語「お聞きする」を使い分ける必要があります。
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