そして、どうやったら出来るのかを徹底的に考えた人は、出来ない理由を非常に論理的に説明出来るんです。だって頭の中ではずっとHOWを考えていたんですから、条件やパラメータの変化による結論の違いについてもちゃんと考えています。その結果、
● ○○という部分を譲って頂けたら実現出来ます
のようなカウンターオファーも出来るはずなんです。そりゃそうですよね。どうやったら出来るか? を考えるということは、どの条件がどれだけ緩和されたら可能なのかを考えるということですから。
さらにこの思考のメリットは、奇跡を起こしやすいということです。これは出来ない、あれはムリと言っている間は奇跡は起こらないんですよ。出来ない理由を見つけるために脳みそを使うと、結論は最初から「出来ない」未来を求めますから。反対に、出来るという側から考えると、
- 予算があと○○円もらえたら
- 人員があと5人増やせたら
- 稼働率があと1%高かったら
- 故障率があと2%低くなったら
- 単価をあと1,000円高く出来たら
のような出来る条件設定に詳しくなるんですね。それを毎日考え続けることが、すなわち奇跡を生み出すことに繋がるんです。
思考の方向性が未来に与える影響ってこれくらい大きいんですよ。
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