連名で融資を受けるメリットとデメリットとは?
メリット
- 各自が住宅ローン減税を受けることができる
- 単独では購入できない不動産を購入することが出来る
デメリット
- 1件の不動産購入に対し、2件の融資を受けることになるので、単純に融資にかかる費用が2倍になります。
- 融資にかかる費用(*事務手数料、保証料、登記費用)が2倍
- 団体信用生命保険にそれぞれが加入しなければならない
2.について補足。どちらかに万が一のこと(※ 死亡、働けなくなった)があっても、全額完済されることはありません。例えば夫婦共有で、
- 夫2,500万、妻2,500万、合計5,000万
のペアローンを組んでいた場合。夫が死亡したら2,500万は完済されますが、妻の2,500万は払い続けなくてはなりません。
収入合算とは?
夫婦の場合の収入合算について考えます。夫の収入に妻の収入を合算することで、ローンが通しやすくなります。ただ、単純に収入を合計できるわけではありません。金融機関によって基準は異なりますが、以下のような制限があることがほとんどです。
- 夫の年収10倍までの融資額が上限
- 夫の年収の半分までしか合算できない
1.に関して言うと、夫の年収が400万とすると、借り入れ上限は4,000万までになるということです。
また、妻の年収が250万だとしても、夫の年収(※ 400万)の半分、つまり200万までしか合算することができません。