親の反応で、その結果が大きく分かれたことがあります。それは、ある新入社員が2名(どちらも新卒)が同時に退職希望を言い出してきたときのことです。
辞めさせてしまうにはもったいない社員でしたので私がそれぞれ面談をして、退職を思い留まるように話をしました。
その結果、少し考えるための時間が欲しいとのことでしたので翌週にまた面談をするということでとりあえず話を終えました。
翌週、面談をすると、1人は残念ながら退職、もう1人はもう少し頑張ってみるということになりました。同じような時期に、同じような内容で面談をしたのですが結果は全く逆になりました。
では、この違いは何だったかというと、それは親の反応だったのです。
退職になった社員は、親に「無理をする事は無いよ。自分のしたいようにしなさい」と言われたそうです。
では、もう一方の社員はどうだったか?
それは、「せっかく採用していただいた会社なのに何を言っているんだ。しっかり仕事ができるようになるまで頑張りなさい」だったそうです。
これは、どちらの親が良いか悪いかという話ではありません。
入社後の社員にとっても親(もう少し大きな意味で言うと家族)の影響はとても大きいということです。家族に応援してもらえれば社員のモチベーションにもなりますし、その逆もしかりです。
家族のイベントの日を特別休暇にしたり既婚者の社員のパートナー(夫または妻)の誕生日に贈り物をしたりする会社があるのもその効果を狙ってのことです。
みなさんの会社はいかがですか?
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