「大事なことなので二度言いました」くらいの上司が人材を育てる

 

一方、反対の立場、つまり、「スタッフ側からの視点」で言えば、上司や周囲の方からアドバイスをもらっても、「何それ?」「言っている意味が分からない」と思うことが多々あるはず。しかしそれは、「『今の自分には理解できない」だけの話。これを自分で知っているか、もしくは、分からなくても素直に受け取れるかどうかで、この先の「自分の成長」に大きく関わってきます。

上司や周囲の人が、何か助言をするのは、それがあなたにとって「今必要だ」「仕事をうまく進めるためには絶対に重要だ」と感じたからであり、決して、負担を増やそう嫌がらせをしようと思っているわけではありません。だからこそ、アドバイスを受けた人は、時には「言われたことが理解できない」ことであっても、「とりあえずやってみよう!」という姿勢・意識がすごく大切なのです。

すると、「やっているとき」はワケが分からずやっていても、後々、結果が出だし、「あっ! そういうことなんだ」とやってみて分かることがたくさん出てくるはずです。これが出来る人が「素直な人」と言えるかもしれませんね!

言われたこと、助言・アドバイスを受けたことが理解できないのは、「もしかしたら、自分の知識・経験が足りないからかも…」と素直に思える考えられるかどうかが自分の成長を促すことに繋がるのです。

反対に、自分の視野だけで考えすぎてしまったり、判断してしまったり(そのアドバイスは全く意味がないで自分で勝手に判断してしまう)すると、自分の成長を阻害していると考えてもいいのではないでしょうか? 自分を成長させたくないのであれば、誰の意見も聞かず、「我が道を行く」でも構いませんが、そんな人で成功している人を僕自身見たことがありません。

「どんなことでも、素直に人の意見、アドバイスに耳を傾けとにかくやってみる

すごく難しいことですが、自分を成長させたいのなら、これを日々意識して行ってみてはみるべきでしょう。きっと半年後、1年後に「違った」自分と出会えるはずです。

image by: Shutterstock.com

中西敏弘この著者の記事一覧

若手飲食店コンサルタントとして、人気急上昇中の飲食店経営コンサルタント、中西敏弘が「売れる」飲食店作りの秘訣を論理的に、そして分かりやすく解説します。

無料メルマガ好評配信中

この記事が気に入ったら登録!しよう 『 飲食店経営塾 』

【著者】 中西敏弘 【発行周期】 毎週2回

print
いま読まれてます

  • 「大事なことなので二度言いました」くらいの上司が人材を育てる
    この記事が気に入ったら
    いいね!しよう
    MAG2 NEWSの最新情報をお届け