人間って、今週は「ウソつきなキャラ」、来週は「誠実なキャラ」なんて感じで使い分けられませんから。ウソつきな人は多くの場面で(少なくとも全体の半分以上では)ウソをつくからウソつきというブランドが確立したわけですよ。ムリしてブランドを作ろうなんて思わなくても、とっくにあなたというブランドは社内で確立していますって。自分がそれを耳にしないから知らないだけでね。その証拠に、同僚や上司のブランドはあなたの耳にも入っているでしょ。でもそれって本人は知らないかったりするんですから。
ですから、難しいのはブランドの確立ではなくて、
● 確立してしまったヤバいブランドをどうやって壊すか
なんですよ。
こっちは意識しないとそうなりませんから。
そもそもネガティブなブランドって、自分では作ろうと思っていなかったわけですよ。無意識で生きていたらいつの間にか悪いブランドが確立されたわけですよね。だったらこれを壊す、作り替えるには生き様を意識して変えないとならないんです。
これがなかなか難しいんですよね。
こういう文章を読んだ時には、
● そうだよな、オレもポジティブなブランドを作らなきゃ
なんて殊勝なことを考えるんですけど、自分の生き様、行状、言動ってそう簡単に変えられるモノじゃないんです。
だからこそ、これを成し遂げると神様からの強烈なご褒美がやって来るんです。
まずはどんなブランドを作りたいのか、そのために壊さなきゃならないヤバいブランドが何かを考えてみましょう。
というセミナーに大枚払って行ったのは10年以上昔のことです。さすがに大枚払って、強制的に書かされたんですから、自分のネガティブブランドは強烈に意識しましたね。でもそれを修正するのは5年以上掛かったんですけど、それでもこの書き出しをしていなければ全く意識出来ませんでしたから、どうやって壊すかはさて措いても、いま纏っているブランドの洗い出しはやった方が良いですよ。
image by: Shutterstock.com