今現在、自由に出来るお金が3,000万円無い人で、この問題をリアルに考えていない人は、未来に対する準備が足りないというか、未来に対する想像力が欠けていると思いますよ。
なんたって、老後って誰にでも確実に来るんですから。抽選の結果来るわけじゃないんですよ。途中で死なない限り間違いなくやって来るわけで、そしてやって来た時に準備が出来ていなかったら敗者復活戦は無いよ、というルールなんですから。
この問題を考えなくて良い人というのは、健康面と経済面で不安が無い人だけですから。
私は大丈夫と言えるようになるためには、この平均余命のデータから、自分の老後は何年あって、いつまで働けて、何年間蓄えで食べられるのかを計算して、その全てでこれなら大丈夫とホッと胸を撫で下ろした人だけですから。そんな人ってどれくらいいるんでしょうね。
私がグダグダな人生から立ち直ったのも、元を正せば未来を想像したからで、そこで背中がゾクッとするヤバい未来になりそうだと認識したからなんですね。老後についてもそれは同じで、私はかなりゾクッと来ているので、それが現実になってしまわないように、出来ることをやっていこうとしているんです。
老いに対する恐怖って、「身体の自由が利かない恐怖」、「病気で苦しむ恐怖」、「経済的に困窮する恐怖」、「独りぼっちで寂しくなる恐怖」とちょっと考えただけでこれくらいあるんです。これをひとつずつ振り返ったら、誰しも怖くなると思うんですけどね。
恐怖を煽るわけじゃありませんが、一度真剣に考えてみた方が良いと思うんですよね。
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