言葉の土台は生後10ヶ月までに出来上がります。
例えば、日本人ができないとされる「R」の発音も、生後10ヶ月までの赤ちゃんに「LとR」の違いを教えたり、オモチャのスピーカーから「ルルルルル~」と「R」の音を流し、時折「L」の「ルルルルル~」を聞かせると、聞き分けも発音もできるようになることがわかっています。
私は小4のときに米国に引っ越し、中1までいましたので、現地では何不自由なく英語を話していました。でも、国語の授業の課題だった読書感想文が書けなくて、ワンワン泣いた記憶があります。会話英語は理解できても、書き言葉が理解できない。ちょっとしたニュアンスが理解できなかったのです。
ところが兄の娘、つまり私の姪っ子は米国で生まれ、家では日本語で育ち6歳のときに日本に戻ってきました。
アメリカンスクールに通っていますが、完全にバイリンガルです。
兄とも「ああこれがバリンガルなんだね。我々の偽バイリンガルとは違う~(笑)」と感心しています。
というわけで、今回の“事件”は警察のもと裁きを受ければいいし、相撲界としても処分をすればいい。
でも、モンゴル人イジメのような風潮は即刻辞めるべし。
日本人でさえやりたがらない厳しい世界で、踏ん張って努力してきた異国の文化の彼らを、受け入れる度量の広さを持ってほしいと心から願います。