恐怖心でいうことを聞かせてもダメ。成長を止めるNGな叱り方

 

「恐怖心によって、人は、主体的、自発的に行動できるのか」というテーマは、企業などの組織におけるリーダーとメンバーの関係だけではなく、子どもたちと親御さん習い事の先生スポーツの監督・コーチなどとの関係にも、当てはまるところがあるように思います。

例えば、子どもたちに対して、「自分から勉強をして欲しい」「自分から進んで練習して欲しい」などといったように、子どもたち自らが、主体的、自発的に考えて行動を起こして欲しいと思われる方が多いのではないでしょうか。ですが、そのように思う反面、ついつい子どもたちに対して、あれこれと指示してしまうこともありますね。

そして、子どもたちが、指示した通り、言われた通りにしないと、リーダーがメンバーに対して言ったように、「ちゃんとやりなさい」「言われた通りにしなさい」などいったように、子どもたちに対して、自分の感情などをぶつけるかたちで、怒ってしまったりすることもあると思います。こういったプレッシャーによって、メンバーが感じた時と同じように、子どもたちも恐れを感じると思います。その恐れから逃れるために、その場では、言われたように行動してくれるようになるかもしれません。

しかし、その行動がその後も続くかというとなかなか続かないように思います。私自身も、子どもの頃を振り返ってみると、圧力によってその場ではちゃんとするのですが、それが続かなかったことを思い出します。

メンバーや子どもたちに対して、プレッシャーをかけてしまう場面もあるとは思います。その上で、自分から率先して考え、行動できる主体的、自発的な人財へと成長していくことを考えると、プレッシャーをかけ続けて恐怖によって、メンバーなり、子どもたちの行動を促すことは、マイナスに作用することもあるのではないでしょうか。

主体的、自発的な人財へと成長していくのを促していくには、一方的なプレッシャー、圧力などによって、その通りに行動させるだけではなく、「この指示の目的は何だと思う?」「あなたは、○○についてどう思う?」「あなたの意見を聞かせて?」などといったように、相手に考えさせたり行動させたりする機会を設けることが重要になるのでしょうね。

image by: Shutterstock.com

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【著者】 いしまるとものぶ 【発行周期】 週刊

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