サントリーに捨てられた日本のサブウェイ、2期連続赤字で経営危機

 

ウェンディーズ・ジャパンは、ウェンディーズとファーストキッチンのコラボ店「ファーストキッチン・ウェンディーズ」にも力を入れています。1号店を15年3月に東京・六本木に出店したのを皮切りに、現在は26店を展開しています。コラボ店ではファーストキッチンで扱っている一部のメニューのほか、ウェンディーズのバーガーや両ブランドのコラボバーガーも販売しています。

ハンバーガーの価格帯は、ファーストキッチンが220~550円程度で、コラボ店のウェンディーズバーガーやコラボバーガーが370~900円程度です。ポテトMサイズとドリンクをセットにする場合は390円必要です。パスタは500~720円程度です。

マクドナルドと比べると価格帯は高くなりますが、近年は高級グルメバーガーが台頭していることもあり、割高感は薄まりつつあるといえます。また、女性に支持されているハンバーガーチェーンという差別化された武器があるため、ある程度価格帯が高くても受け入れられるのではないでしょうか。

サントリーHDつながりでサブウェイとファーストキッチを見てきましたが、価格帯でいうと両者はさほど違いはありません。ただ、「許容できる価格帯」という意味では、サンドイッチはあまり高くなく、ハンバーガーは上限が高まっているという違いがあります。そのため、サブウェイの今後は厳しくファーストキッチンは希望が持てるといえるでしょう。

サブウェイは店舗数が激減していますが、今後、反転攻勢があるのかに注目が集まります。ファーストキッチンはコラボ店が好調で店舗数が増えていますが、店舗数の規模でいえばまだまだ少ないため、200店、300店というレベルにまで到達できるのかに注目が集まりそうです。

satoblog

店舗経営コンサルタントの視線で企業を鋭く分析!
毎日更新されるブログはこちら

佐藤昌司のブログ「商売ショーバイ」

image by: TungCheung / Shutterstock.com

佐藤昌司この著者の記事一覧

東京MXテレビ『バラいろダンディ』に出演、東洋経済オンライン『マクドナルドができていない「基本中の基本」』を寄稿、テレビ東京『たけしのニッポンのミカタ!スペシャル「並ぶ場所にはワケがある!行列からニッポンが見えるSP」』を監修した、店舗経営コンサルタント・佐藤昌司が発行するメルマガです。店舗経営や商売、ビジネスなどに役立つ情報を配信しています。

無料メルマガ好評配信中

この記事が気に入ったら登録!しよう 『 店舗経営者の繁盛店講座|小売業・飲食店・サービス業 』

【著者】 佐藤昌司 【発行周期】 ほぼ日刊

print
いま読まれてます

  • サントリーに捨てられた日本のサブウェイ、2期連続赤字で経営危機
    この記事が気に入ったら
    いいね!しよう
    MAG2 NEWSの最新情報をお届け