思い出すと、息子も最初は私が一緒に動いて見本を見せてあげたのでした。最初は小学校に入った時。小さな保育所出身の息子は、学年100人の中に知り合いが1人もいない入学式。私がクラスメートに電話をかけて遊びに誘うのを、横でじっと聞いていました。
2度目は、校庭で上級生の仲間に入れてもらう時。「よかったら、一緒に入れてもらえない?」こんな単純な一言でさえも、初めての時は戸惑い、躊躇していました。
ですが、その2回でコツをつかんだのか、それからの息子は自分で仲間に入る・誘うが得意になりました。3年生のころには、旅先の公園で出会った子に声をかけて一緒に遊ぶほどに。
見本を見せてあげて、子どもが声のかけ方を理解できたようなら、そこから先は気長に待ってあげるのが親の務め。
・早く友達ができたらいいのに
・積極的に動ける子になってほしい
などの親の願望は自分の胸の中にしまって、子ども自身の心の準備ができるのを、信じて待ってあげてくださいね。
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