【交渉術】長い目で見る。結果的に日本を救った開国と不平等条約

 

私は交渉術についてお話しする時「交渉は勝ち負けで考えるな」ということを強調しています。交渉としては「負け」だと思えるものであったとしても、長期的にメリットが得られそうだと思ったら個々の交渉の結果に固執すべきでないことがあります。

ビジネス交渉であれば、早期の妥結が将来的に利益になるか否かは、他に事業を行うライバルの状況、自社のほかの事業との兼ね合い、業界での立ち位置等々、考えなくてはならない要素が複雑に絡み合っています。

交渉のテクニック、技術論を学ぶことはもちろん大切なのですが、結果としてそれが良い交渉であったか否かは、一つの交渉だけで語れるものではありません。諸条件を分析できる広い視野複眼的な視点を忘れてはならないと思います。

今回は、ここまでです。

image by: Wikimedia Commons

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人生で成功するには、論理的思考を身につけること、他人を説得できるようになることが必要です。テレビ朝日「報道ステーション」などでもお馴染みの現役弁護士・谷原誠が、論理的な思考、説得法、仕事術などをお届け致します。

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【著者】 谷原誠 【発行周期】 不定期

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